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国会 第41条~第64条
第59条 法律案の議決、衆議院の優越

【生徒】 次は憲法59条です!4項まであってこれも長いですね・・・。

【弁護士】 順番にみていこう。まず、1項は「法律案は、この憲法に特別の定のある場合を除いては、両議院で可決したとき法律となる。」としています。

【生徒】 前に国会は衆議院と参議院で構成されると勉強しました。また、国会以外の機関は法律を作るのに参加できないというのも勉強しました。59条1項はこれらを前提に衆議院と参議院の議決で法律ができることを示しているんですね!

【弁護士】 よく勉強していますね!法律は衆議院と参議院の議決で成立するのが原則です。

【生徒】 2項では「衆議院で可決し、参議院でこれと異なつた議決をした法律案は、衆議院で出席議員の三分の二以上の多数で再び可決したときは、法律となる。」としています。
これは衆議院で可決されたけど、参議院で否決された場合の規定ですか?

【弁護士】 そうですね。参議院で否決されても、衆議院でもう一度3分の2以上の多数で可決すれば、法律になります。

【生徒】 この場合は衆議院の議決だけで法律ができるんですね。なんだか衆議院だけ優遇されてるような・・・。

【弁護士】 まさに衆議院の優越と呼ばれています。衆議院は参議院より任期が短く、解散もあるので民意をより的確に反映していると考えられていることから、このような衆議院の優越が認められています。

【生徒】 なるほどー!そういえば郵政解散の時には「国民の信を問う」って首相が言ってましたね。衆議院は参議院に比べて僕たちの意見をより反映しているんですね!

【弁護士】 3項の「前項の規定は、法律の定めるところにより、衆議院が、両議院の協議会を開くことを求めることを妨げない。」という規定は、あくまで、衆議院と参議院の議決を必要とするのが原則であることから、両議院の意見を一致させるように協議してもいいですよというものです。

【生徒】 4項は「参議院が、衆議院の可決した法律案を受け取つた後、国会休会中の期間を除いて六十日以内に、議決しないときは、衆議院は、参議院がその法律案を否決したものとみなすことができる。」としています。参議院が何もしていないのに否決したことにするのはなぜですか?

【弁護士】 参議院が否決した場合には、衆議院で3分の2以上の多数で法律とすることができましたね。参議院が何もしない場合、このような再議決もできないことになると、衆議院の優越を認めた意味がなくなります。そこで、参議院による法案の握りつぶしを許さないために、4項を設けています。

【生徒】 握りつぶしとか考えるんですね・・・。

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