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司法 第76条~第82条
第79条 最高裁判所の構成等

【生徒】 この条文は、文言がたくさんありますね。

【弁護士】 はい、最高裁判所裁判官に関しての色々な事項が一つの条文に盛り込まれていますね。順にみていきましょうか。

【生徒】 はい。まず、最高裁判所の長たる裁判官以外の裁判官は、内閣が任命…?

【弁護士】 ここで意図していることは、司法に対する国民のコントロールですね。内閣と国民は離れているイメージがありますが、議員内閣制の下では、内閣も国会のコントロール下にあるから、内閣が任命権を持つことで、それは国民の司法に対するコントロールが図られているといえます。

【生徒】 なるほど。次に、2項から4項にかけては、国民審査という違う話になっていますね。

【弁護士】 違う話に見えるけど、話はつながっていますよ。国民審査っていうのは、最高裁判所の裁判官を罷免するかどうかを決める投票ですよね。先ほどは、国民が内閣を通して司法をコントロールするという話でしたが、ここでは、内閣による恣意的な任命の危険もあるので、国民が直接司法をコントロールするという話になっています。

【生徒】 確かに…結局は、司法に対するコントロールの話なのですね。

【弁護士】 5項については、最高裁判所裁判官には定年があることが定められています。裁判所法によれば、定年は70歳となっています。

【生徒】 最後に、6項は、定期的に相当額の報酬を受けることと、この報酬は減額されないことを規定していますね。これは、裁判官の身分の保障につながっているといえそうですね。

【弁護士】 うん、その通り。裁判官の身分を収入の面からも保障することで、裁判官の職権の独立を強化していると言えましょう。

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